定期テスト対策に最適な参考書は?(2022/11/06)

定期テスト対策に最適な参考書はズバリ「学校で使っているワーク(プリント)」です。 なぜなら、学校の先生は学校のワークを見てテスト問題を作る(ことが多い)からです。 ワークに取り組んだお子さんの努力が報われるようにしてあげたいという教育上の配慮がおそらくあるのでしょう。 また、学校のワークから出題しないとお子さんがワークに取り組まないという事情もあるのだと思います。 私は今までいろいろな学校の定期テストを見てきましたが、 ほぼすべての学校で学校のワークから出題されています。 もちろん、ワークから出題される割合は学校によって違います。 学校のワークを解けるようにしていけば80点は取れそうな学校もあれば、 30点程度しか出題されない学校もあります。 学校によって、教科担任の先生によって、出題の割合は異なりますから、 そのあたりの分析は必要です。

このような理由から、私は学校のワークをメインにして授業を進めることが多いです。 また、学校のワークは提出物になっているので、 お子さんは進んで取組んでくれるような印象があります。

本当は塾用のワークを使ったほうが授業をしやすいのですけどね。 学校のワークは学校ごとに違うので、 授業の組み立てをお子さんごとに変えないといけません。 もちろんワークに載っている問題も違うので、 教材の予習にも時間が結構取られます。 問題数も塾用のワークに比べると少ないので、 類題をこちらで用意しないといけません(泣)。

「学校のワークを解いても定期テストで点数が取れないから、 良い参考書はありませんか?」と聞かれることがあります。 私から見ると、たいていは学校のワークへの取り組みが甘いことがほとんどです。 ワークを解いただけで覚えていなかったり、 ワークの問題と数字を変えただけの類題をお子さんに解かせると解けなかったり。 学校のワークにしろ参考書にしろ、「ただ解いただけ」では点数は取れないのです。

先日の定期テストで、前回のテストより順位が70位ぐらい上がった中学生がいます。 彼女とはほぼ学校のワークしか一緒に解いていません。 先日の模試で、前回の模試より数学の偏差値が10ほど上がった高校生がいます。 彼とは数学の参考書を1冊解いただけです。 ワークにしろ参考書にしろ、きちんと解けるようにしていけば点数は上がります。 もし、定期テストで点数が取れないというお悩みをお持ちでしたら、 市販の参考書をお買い求めになる前に、 お子さんが学校のワーク(プリント)をきちんと解けるようにして 定期テストに臨んでいるのかを確認して頂くことをおすすめします。

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