勉強のやる気をどう引き出すか(その5)(2019/04/09)

4月に入りましたね。いよいよ新年度が始まります。 今年度は教材のアップデートに力を入れる予定です。 このホームページでも公開していきたいと思っています。

今回は、「勉強のやる気をどう引き出すか」シリーズの第5弾です。 この時期は体験授業に伺う機会が増えるのですが、 「どうしたら子どもが勉強するようになりますか。」とご相談をよく頂きます。

子どもに限らず人を動かすというのは本当に難しいですよね。 「子どもにAをさせたかったらBと言え」と私は大学の授業で習ったのですが、 確かにストレートに伝えてもお子さんはなかなか思ったように動いてくれません。 お子さんを思ったように動かそう(勉強させよう)とするご家庭ほどお子さんは勉強しなくて、 むしろ「子どもは思ったように動かないもの」という雰囲気のご家庭のほうが お子さんは勉強している印象すらあります。

ただ、強制的にでも勉強させないとお子さんが勉強しない場合は、 やはりある程度の強制は必要だと思います。 その中でもお子さんが少しでも自発的に動くことがあれば、 その努力を認めてあげることがとても大切です。 ほんの少しの努力でも認めてあげる。ほんの少しの。 お子さんが達成感・満足感を感じれば、 自発的な行動につながっていく可能性があります。

お子さんがかけてほしい(と思われる)言葉をかけてあげるのも大切です。 お子さんがテストの点数を自分から言ってきたときは褒めてほしい時です。 その点数が親御さんから見て満足できない場合でも褒めてあげてください。 親御さんの中には、 褒めるとお子さんが満足してしまって、 それ以上努力しなくなることを心配される方がいらっしゃいます。 私の経験ではむしろ逆です。 お子さんが自分で努力したと思っているときに、 褒めてもらえなければ、 「努力しても認めてもらえない」と勉強の意欲を失います。 極端な例を申し上げれば、 お子さんが「漢字1つ覚えたよ!」と言ってきたとき。 「(たった1つ?と思いながらも)すごいね。頑張ったね」と 声をかけてあげられるかどうか。 この積み重ねが中学生、高校生になったときに お子さんが自分から勉強するかどうかを左右すると思います。

「勉強のやる気をどう引き出すか」は以下のページでもご紹介しています。

『勉強のやる気をどう引き出すか(その1)』
『勉強のやる気をどう引き出すか(その2)』
『勉強のやる気をどう引き出すか(その3)』
『勉強のやる気をどう引き出すか(その4)』

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