あきらめないことの大切さ(2012/03/23)

昨日、公立高校入試の合格発表でした。これですべてのお子さんの受験が終わりました。みなさんお疲れ様でした。

私立入試は全員第一志望に合格しました。公立入試は、最後まで気が抜けませんでしたが、なんとかすべてのお子さんが志望校に合格しました。こちらは、第二志望だったお子さんもいるので手放しでは喜べません。 そのお子さんの場合、第二志望校のほうが第一志望校より偏差値が高かったのですが、どういうわけか第二志望校のほうに合格しました。 私の予想した問題が第二志望校(Aグループ)のほうで多く出たことも 少なからず影響しているかなと思っていますが、 第一志望校のほうで予想が的中していたらな、、と悔やんでいます。 受験って本当に難しいなと思います。最後の最後は本当によく頑張っていました。学校で2年間かけて習う内容(歴史)を1週間でよく覚えたと思います。バスの通学時間が少し長くなると思いますが、漢字や英単語を覚える時間に使ってくださいね。高校受験は第1ラウンドです。勝負はまだまだこれからです。

すごいお子さんをご紹介します。志望校に内申点3ほど足りず、そこの学校に受かるためには 当日点で最低でも85点は必要だったお子さんです。受験を経験されたことがある方でしたら、難関校で内申点が3足りないというハンデがいかに大変か、ご想像頂けると思います。入試当日で1点を上乗せするのがどれほど大変なことか。 結果、彼は88点(87点だったかもしれません)取って合格 しました。たしか社会は満点。すごい精神力ですよね。去年の今ぐらいから教え始めたのですが、実は最初の体験授業で、「教えても成果が出せないかもしれない。」と私は思いました。それで、そのようにお母様にお伝えしました。 成績が上がる基準の3つすべてをクリアーしていないお子さんでした。それでもご依頼を頂きました。ご両親様には本当に感謝しています。成功の99%は彼の努力、1%はご両親のサポートです。 お母様は彼の努力をよく褒めてくださいました。 彼を責めるような言葉をお母様から一度も聞いたことがありません。定期テストは高得点なのに内申点がまったく上がらなかったときも、常に励まし続けてくださいました。ありがとうございました。彼は正月も土日も返上して勉強していました。当初手が届くかどうかと言っていた志望校が、最後には滑り止め校になっていました。 「すごい!」の一言に尽きます。あきらめないことの大切さを彼から教わりました。

こちらの子は個性的なお子さんです。昨日、メールで合格報告をしてくれたお子さんなのですが、メールの文面に「まあまあ頑張ります。」と書いてありました。彼らしいなと思って笑ってしまいました。受験対策ということでは、去年の11月から教え始めたお子さんなのですが、持ち前の集中力で2学期の内申点は4、5上がりました。彼の努力の賜物です。でも、ここからが本当に大変でした。3学期の学年テストは範囲がすごく広い。3年間の内容がすべて出題されます。残された時間を考えると、主要5教科で成績を上げるのは難しい状況でした。それで、私は彼に「数学の成績は維持するか、下がってもいいから、数学以外の教科、とくに副教科に力を入れたほうが良いと思う。」と提案しました。彼も「そうします。」と。彼は、もともとそのつもりだったのかもしれません。 それで、3学期の学年テスト。彼はすごかったですよ。音楽(だったと思いますが)100点。副教科のテストで100点って、私は初めて見ました。私はすごく驚きましたが、彼は平然としていました。彼は、やると決めたらとことんやる、やらないと決めたらとことんやらない、個性的ですよね。合格報告で「まあまあ頑張ります。」と連絡をくれたのも、彼が初めてです。そういう余裕が彼らしいと思います。将来、大物になるかもしれませんね。合格おめでとう。

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