私の予想問題はよく当たる!?(2009/06/10)

私は定期テスト前に予想問題を作ります。手前味噌ですが、この予想問題はよく当たります。的中率は、市販の予想問題集とは比較にならないと断言できます。だって、私はその子の過去のテスト問題、ノート、プリントを見て予想問題を作っているのですから。

定期テストを作るのは、もちろん学校の先生です。その学校の先生が作ったプリント、黒板に書いたこと、アドバイス(テスト範囲表の隅に書いてありますよね、ここを勉強してきなさいと。)を見て私は予想問題を作ります。ですから、当たるのは当たり前なのです。テストの問題を作る先生に「どこが出題されますか?」と直接に聞くことができたら、誰でもテスト問題を予想できますよね。

いろいろな学校の定期テストを見ていますが、作る先生によって問題はかなり違います。教科書や問題集を中心に出題する先生、教科書よりもオリジナルプリントから出題する先生、問題集からそのまま出題する先生、問題集と同じ問題だけど記号問題を記述問題に変えて出題する先生もいます。私は、その先生の出題傾向を分析して予想問題を作ります。予想問題のプリントを1枚作るのに1~2時間ほどかけています。

去年教えた中学3年の女の子は「社会のテストの問題が、空欄の場所まで予想問題と同じだった。」と喜んでいました。この子は、社会のテスト前に私の予想問題だけをしっかり覚えて、テストの点数が10~20点上がりました。理想を言えば、どんな問題が出題されても答えられるだけの実力を身につけておくべきですが、受験生の場合は10点、20点がとても大切ですから、予想問題もとりあえず目の前のテストの点数を上げるためには有効な手段かなと思います。 もちろん、私が予想問題を作っても覚える努力をしないといけません。この女の子も、「覚えることがいっぱいだ~」と言いながらも頑張って覚えていました。だから、点数が上がったのです。テスト前は本当に頑張る努力家のお子さんでした。高校でも頑張っていますか?

予想問題に限らず、私のプリントはすべてオーダーメイドです。教え子の思考過程、理解度、苦手分野に合わせてプリントを作り変えています。英単語が苦手な子には単語の問題を多くしてありますし、計算が苦手な子には半分以上計算問題を入れています。実力がついてきた子には、応用問題を中心にプリントを作ります。例えば、授業中に、ある単語が覚えられていないことがわかったとします。そのときは、次に渡すプリントにその単語を盛り込んでおくようにします。このようにすると、何度も復習できるので、知識や解き方が定着します。反対に、もう完全に解けるようになった問題はプリントに掲載しません。時間の有効活用ですね。

ただ、予想問題「だけ」を頼りにされては困りますけどね。予想問題がはずれることもありますし、理想はどんな問題が出題されても答えられる実力を身につけておくことですから。

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