授業の仕方(2007/06/20)

昨日、家庭教師の方からご相談がありました。

「説明をしている最中でも、10分ぐらいすると、生徒のやる気がなくなってします。一生懸命に教えているつもりなのですが、どうしてでしょうか?明日、指導日なので、できる限り早くお返事を頂けると助かります。」

ほぼ原文通り掲載しました。情報が少なすぎて、どうアドバイスしたら良いものか。お急ぎだということなので、とりあえず回答します。

ご相談文の「説明をしている最中でも、10分ぐらいすると、」という点が少しひっかかりました。学校や学習塾ではなく、家庭教師なのですから、10分の説明は長すぎると思います。もしかすると、説明が少し長いのかもしれません。説明が長いとお子さんの集中力が続きません。

例えば、英語の「red」の発音を教えるときに、

「r(アール)は舌を口の中のどこにもつけずに、舌を巻きながら・・」

と一般的には説明すると思うのですが、この説明では、聞いている方がチンプンカンプンです。また、「r」の発音を教えるのに、数分かかってしまいます。

「redはレッドじゃなくて、ゥレッド」

この説明の方がシンプルですよね。試しに、「ゥレッド」と発音してみてください。ネイティブらしい発音になると思います。説明に要する時間は、10秒もかからないでしょう。

ちなみに、この説明の仕方は、私が考え出したものではありません。以前に、何かの本で読んで知ったものです。どのように説明をしたら、最も分かりやすいかを研究していけば、きっといい授業ができると思います。がんばってください。

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