勉強方法がわからない(2007/06/20)
17日にご紹介した中学生の保護者の方から、お返事を頂きました。 お子さんは後者のタイプ(自主的に勉強するタイプ)に近いとのこと、安心しました。 メールの文面から、保護者の方(たぶん、お母さん?)の素敵な人柄が伝わってきます。 きっと、良好な親子関係を築いていらっしゃるのでしょうね。
話は変わりますが、「勉強方法がわからないみたいなので、子供に教えてやって欲しい」と保護者の方から要望されることがよくあります。こういうケースで、よくよく話をお聞きすると勉強方法以前の問題であることが多いように思います。
例えば、3週間後にテストがあるとします。勉強ができる子は、2週間前にノートやプリントの整理をして、1週間前に英単語の暗記をして・・・というように、計画を立てて物事を進めていこうとします。一方で、勉強ができない子は、テストの3日前になってようやくプリントの整理を始めます。いざ、勉強をしようというときに、勉強をする準備ができていません。
これは、勉強だけに限ったことではありません。ある目的地に行くのに、何分かかるから、何分前に家を出なくてはならない、そのためには何分前に服を着替えて・・というケースでも同様のことが言えます。
効率的な勉強方法を教えるのは、簡単なことです。しかし、「勉強方法がわからない」と保護者の方から要望を受けた場合には、本当に勉強方法の問題なのか、それとも、勉強方法以前の問題なのかを見極めることが大切だと考えています。